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ある日、花を愛してやまない秋先という老人の美しい庭の牡丹が、ならず者に踏み散らされてしまいます。
悲しむ秋先を憐れんだ仙女が、術を使って花を元に戻しますが、それをならず者に利用され、秋先は妖術師として捕らえられてしまいます。
そこで、踏みにじられた牡丹の花が、自分たちを慈しみ育ててくれた秋先を救おうと、花の乙女に姿を変え、ならず者たちを懲らしめます。
このお話を再話された松岡享子さんは、初めて行った中国で、「ああ、この空気だ、知ってる!」とよく知っているところへ来たような懐かしさを感じられたそうです。
でも初めて来たのだから知っているはずがない、と考えているうちに、その懐かしさのもとが、子どものときに読んだ『花仙人』にあるとわかったそうです。
幼い日に、お話を繰り返し読むうちにご自身で作り上げたイメージの中の空気が、大人になって訪れたその国の実際の空気と同じだとは、なんとも不思議ですね。
このエピソードとともに、「本を通して外国を知り、その国に対して親しい気持ちを抱くことが、平和な世界を築くことにつながると信じている」とあとがきで書かれています。
私は何年も前にこちらを読んだとき、まさにそのとおりだと強く共感し、その思いで、子どもと本の活動を行ってきました。
このたび復刊されて、本当に嬉しいです。
文 松岡 享子
絵 蔡 皋(サイ コウ)
出版社 福音館書店
サイズ 22cm×19cm
ページ数 56ページ
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