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ぼくにげちゃうよ
¥1,320
ある日、家を出てどこかへ行ってみたくなった子うさぎ。 魚、岩、花…と次々と姿を変えて逃げると言う子うさぎに、母さんうさぎは、それぞれ、漁師、登山家、植木屋になってどこまでも追いかけると答えます。 子うさぎと母さんうさぎの空想の世界が、写実的な絵で見事に表現されています。 大好きな人を困らせてみたい、そんな子どもの純粋な甘えに、とことん付き合って、愛情を伝えるお母さん。 自分は愛されているという自信が、心の安定につながります。 イヤイヤ期真っ盛りに下の子が生まれ、不安定になっている、2歳の子におすすめしたことがあります。その子が、とても気に入って、何度も読んでいると、ご報告いただきました。 上にお姉ちゃんやお兄ちゃんがいる方へのご出産祝いにもおすすめです。 複数冊プレゼントされる場合は、赤ちゃん絵本と合わせて、上の子への絵本も贈ると喜ばれますよ☺️ 作:マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵:クラメント・ハート 訳:岩田 みみ 出版社:ほるぷ出版 サイズ:B6変 ページ数:40ページ
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かみさまからのおくりもの
¥1,320
赤ちゃんが生まれてくるとき、神様は一人ひとりに贈り物をくださいます。 ほっぺの赤い赤ちゃんには「よく笑う」、大きい赤ちゃんには「力持ち」の贈り物…。 人と比べても意味がない。自分に与えられたものを大切にしようと、原点に戻れる大切な絵本です。 自分に与えられたものを大切にできる人は、わが子も含めて、他の人に与えられたものを大切にもできると思います。 子育て中、この絵本に助けられた(助けられている)とおっしゃっる方もたくさんいらっしゃいます。 シンプルで短い絵本ですが、力のある絵本です。 疲れているときや弱っているとき、つい自分と人とを比べて落ち込んでしまうときに、優しく励ましてくれます。 ご出産のお祝いにもおすすめです。 作:ひぐち みちこ 出版社:こぐま社 サイズ:19cm×24cm ページ数:28ページ
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ぼくのくれよん
¥1,540
ぞうは、大きなくれよんでびゅーびゅー描きまくります。 ライオンに注意されても、やりたい放題のすき放題。 子どもたちは、あふれるエネルギーを解放させて、自由な世界を思いっきり楽しむことができます。 大人がこの絵本を読んであげることで、子どもたちは、自分でもよくわからない、爆発するような自分の気持ちが理解されているのではないかと感じ、落ち着くことができます。 イヤイヤ期真っ只中の子にもおすすめです。 作:長 新太 出版社:講談社 サイズ:A4変型 ページ数:32ページ
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すみれとあり
¥1,100
アスファルトの割れ目や、高い石垣の隙間に咲いているすみれを見かける度、可憐な姿に心和むとともに、そのたくましさに生命のパワーを感じます。 これまで、そのような場所に咲いている花を見ると、わた毛が種を運んできたのだろうと思っていました。 すみれの場合は違いました。 これは、すみれとありの共生関係が為せる自然の技なのです。 あたたかみのある写実的な絵で、身近な生命のドラマが丁寧に描かれています。 どうして、こんなところに咲くのかな? 不思議に思う好奇心が、科学の世界への扉を開いてくれます。 4歳くらいから楽しめます。 ぜひ親子で読んでみてください☺️ 作:矢間 芳子 監修:森田 竜義 出版社:福音館書店 サイズ:26cm×24cm ページ数:28ページ
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雪の写真家 ベントレー
¥1,540
SOLD OUT
1865年アメリカの雪深い村に生まれたベントレーは、幼い頃から雪の美しさに魅せられて、生涯、雪の研究をし、結晶の写真を撮り続けました。 家族の愛情に見守られ、ひたむきに雪を追い続けたベントレーの生涯を、あたたかみのある版画でつづった伝記絵本です。 絵本の最高峰の賞である、アメリカのコルデコット賞を、1999年に受賞した美しい絵本です。 作:ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン 絵:メアリー・アゼアリアン 訳:千葉 茂樹 出版社:BL出版 サイズ:26cm×26cm ページ数:32ページ
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へそもち
¥990
雨を降らせるだけでなく、家に飛び降り、物を壊し、おへそを取っていくかみなりに、人々は困っていました。 そこで、和尚さんが五重塔のてっぺんに槍を上向きに結びつけると、かみなりのトラの毛皮のパンツが槍にひっかかり、かみなりを捕まえることに成功します。 捕まったかみなりは、大好物のへそを食べないと雨を降らすことができない、と言います。 それでは、作物が実りません。 そこで和尚さんは…。 縦長の見開きを効果的に使い、かみなりが落ちる様子などが大迫力で描かれています。 長い間、品切れになっていた(販売されていなかった)のですが、東京子ども図書館が行った復刊キャンペーンで、読者からの熱い支持を受け、2022年4月にめでたく復刊された絵本です。 おおむね4歳以上が対象の夏の読み聞かせ会でも盛り上がりますよ。 作 渡辺 茂男 絵 赤羽 末吉 出版社 福音館書店 サイズ 20cm×27cm ページ数 28ページ
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ねずみとくじら
¥1,430
海が大好きなねずみは、自分で舟を作り、凪渡った9月6日に船出します。 ところがある夜、舟から海に落ちてしまい、力が尽きかけたとき、一頭のくじらに助けられます。 ねずみを岸に送り届ける間に、ふたりは語り合い、親友になります。 そして、ねずみが陸の暮らしに戻り長い年月が経ったある日、くじらが大嵐に遭い浜辺に打ち上げられてしまいます… お互い心から尊敬し、どんなに離れていても、いつも心の中にいて、力になる。 これぞ真の友達だなぁとしみじみ感じます。 瀬田貞二さんらしい、少し硬くてオリジナリティーのある美しい訳は、ときにおかしみさえ感じられ、お話にとてもいい味を出しています。 ぜひ読んでみてくださいね☺️ 作 ウィリアム・スタイグ 訳 瀬田 貞二 出版社 評論社
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花仙人
¥1,540
ある日、花を愛してやまない秋先という老人の美しい庭の牡丹が、ならず者に踏み散らされてしまいます。 悲しむ秋先を憐れんだ仙女が、術を使って花を元に戻しますが、それをならず者に利用され、秋先は妖術師として捕らえられてしまいます。 そこで、踏みにじられた牡丹の花が、自分たちを慈しみ育ててくれた秋先を救おうと、花の乙女に姿を変え、ならず者たちを懲らしめます。 このお話を再話された松岡享子さんは、初めて行った中国で、「ああ、この空気だ、知ってる!」とよく知っているところへ来たような懐かしさを感じられたそうです。 でも初めて来たのだから知っているはずがない、と考えているうちに、その懐かしさのもとが、子どものときに読んだ『花仙人』にあるとわかったそうです。 幼い日に、お話を繰り返し読むうちにご自身で作り上げたイメージの中の空気が、大人になって訪れたその国の実際の空気と同じだとは、なんとも不思議ですね。 このエピソードとともに、「本を通して外国を知り、その国に対して親しい気持ちを抱くことが、平和な世界を築くことにつながると信じている」とあとがきで書かれています。 私は何年も前にこちらを読んだとき、まさにそのとおりだと強く共感し、その思いで、子どもと本の活動を行ってきました。 このたび復刊されて、本当に嬉しいです。 文 松岡 享子 絵 蔡 皋(サイ コウ) 出版社 福音館書店 サイズ 22cm×19cm ページ数 56ページ